車というのは多くの人は20代~60代くらいまで、ずーっと乗り続けます。
しかし車の寿命は10年から長くても20年。
そのほか、ライフスタイルに合わせて買い換えることを考えると、生涯で3~4台乗り換えて行く人も珍しくないのではないでしょうか。
そうなると、必ず出てくるのが、今まで使っていたマイカーをどうするかということ。
今回は車一括査定サイトを使ってみたので、これについてお話しします。
車一括査定サイトを使うことになったきっかけ
先日のこと。
職場の上司の「車、買い換えることにしたわ。」というのが発端となり、車査定の話に。
その上司は現在ミニバン(トヨタ ノア)に乗っていて、新車でコンパクトカー(ホンダ フィット)に買い換える、とのこと。
しかし、ディーラーの下取りが安すぎたそうで、何と最初は5万円。
「いやー、本来値段つかなくてもおかしくないですよ。でも頑張って10万出します!」
・・・やはり価格に納得できないので、一括見積もりサイトを使ってみたそう。
我が家でも、子どもがもう1人増えたらノアクラスのミニバンに買い換えようと思っていたので、まさに渡りに船、ということで、上司の査定額と同額で買取することを条件に、横流ししてもらうことに。
自分の車の処分もあるので、私も一括見積もりサイトを使ってみました。
実際に一括見積もりサイトを使ってみた
さて、一括見積もりサイトで必要情報を入力し、ポチっと送信して5秒後、いきなりの着信。
出てみると、なんと業界でも大手の某ガ○バーさん。
はええぇぇぇぇえ!
とんとん拍子でその日の夜に査定に来てもらうことに。
その2~3時間後にも2社から査定のアポの電話。
残り2社が、当日と翌日に登録したメールアドレスのほうに「よろしければご連絡ください。」という内容でメールがきてました。
さすがに、一括見積もりサイトに登録されている業者さんなだけあって、反応が早いですね。
自分で直接探すと、たぶん超有名店だけで済ましてしまうと思うので、ちょっと聞いたことないなぁ~というところからも連絡がくるのは良いことだと思います。
査定を受ける前の準備
自分の車の年式と走行距離から、現在の中古車市場ではいくらで売り出されているのか確認しておくといいと思います。
ネットで簡単に調べられ、車両価格と諸経費を含めた支払総額がわかります。
査定結果が車両価格の半分にも満たないなら断ろう、など、事前にある程度の線引きをしておくといいと思います。
査定を受けた感想
実際に査定に来てもらった感想です。
この業界では常識的な手なのでしょうが「今日ウチに決めてくれた○万円プラスします!」と全員から言われました。
事前にディーラーの下取り価格を知っていたりすると、この手でグラっとくると思います。
私の場合は、上司から車をもらえれば売る、という前提ですのでその場で即決はできませんでしたが、もう売ってもらうことが確約されていたら乗っていたかもしれません。
それが悪いわけではないのでしょうが、せっかく一括見積もりサイトを使ったのなら、全社から見積もりもらって比較、交渉するのも良いかと。
後から考えてみると、初回で「今日決めてくれたら」というのは、セールストークかなーと思います。
私が営業マンだとして、もし即決したときのに出せるプラス分の引き出しを持っているなら、後から他店と競合させたときにその引き出しを出さない理由がないので。
よっぽど感情的な店長さんと営業マンだったり、個人経営レベルの社長さんなら「あの時は即決しなかったくせに、今更交渉になんかノるかよ。」なんてケースもあるのかもですが、雇われの社員さんがそんな判断はしないかなーと。
まぁ9月末や3月末なら、即決のプラス分を多めに持ってる可能性はありますが。
あと「本来タダでも仕方ない。」「むしろ引き取りにお金がかかっても不思議じゃない。」というのも全員に言われました。
こっちも年式、走行距離から中古車市場では、整備して30万以上で売りに出しているのは事前に確認済みなので、最低でも10万以上、おそらく15万までは出せるだろうと踏んでいます。
そこでひとまず「値段つかないっていうならそれでもいいよ?」と言うと、「いやいや、それは悪いので5万で・・・。でも今日ウチに決めたら8万円出します!」という展開に全社なります。
でも、こちらは15万まで引き上げるつもりなのと、そもそも上司の査定結果がわからないと決められないので、即決せず「また連絡します。」と言ってお帰り頂きました。
上司の査定結果
上司のほうはもう少し新しい年式なのと、元々の車両価格が高い車なので、大体のところは20~30万円くらいだったそう。
こちらも奥さんと話して、30万くらいまでなら買取ることにしていたのですが・・・。
なんと上司の最後の見積もりにきた会社が45万円の提示。
これは完全に想定外。
自分たちのライフプランと相談し、今回は買い替えしないことにしました。
実は、このエピソードにはまだ続きがあって、何らかの電気的なパーツの故障があったらしく、売買契約が成立して1週間後くらいに、減額を求められたらようです。
要は「お金の一部返せ。」ってことですね。
調べてみると、こういったことはよくあるようですね。
修理歴や不正改造などが後から発覚した場合は、瑕疵担保責任に該当し、基本的に返金しないとダメみたいです。
ただ、「気をつけて査定すればわかったはずの故障」となると、どうなんでしょうね。
例えば、こすり傷とかナビがまるっきり壊れていた、とか。
こういったことで返金しないとならないとすれば、ど素人にとりあえず減額査定なしで買取に行かせて、本当の査定は工場でじっくりやれば良いわけで。
実際、最後の1社以外はちゃんと査定の際にわかっていたみたいです。
最終的には、上司の方の結末は、返金しなくて済んだそうです。
一括見積もりの効果
今回の上司の例では、新車を購入したディーラーにそのまま下取りを出していたら10万円にしかならなかったところ、一括見積もりした結果、査定ミスもあったようですが、45万円で売れたとのことです。
私の方は交渉する前にご破算になってしまいましたが、5万→10万にはできたと思います。
見積もりというのは、多く取ればその分対応がたいへんですが、家計にとってのリターンは大きいと思います。
ちなみに「来週中に連絡がなければ、流れたということで。」と言っておいたら、その後は連絡がきませんでした。
結論、一括見積もりは使えると思いますし、その後さらに個別に見積もり依頼するのもありだと思います。
皆さん、車をお得に売って、家計を助けましょう(^_^)ノ