家庭用と産業用

太陽光発電には、家庭用と産業用があります。
私が紹介するのはあくまでも住宅に設置する予定の方を想定していますが、個人の住宅に設置する場合でも、産業用となることがあります。

家庭用太陽光発電

太陽光の話をするとき、「家庭用」というと、出力10kw未満のものをいいます。
「家庭用」は、固定買取期間が10年、全量買取不可なので余剰買取、買取単価は内税ですが全量買取よりも高い37円となっています。
全量買取とは、発電した電気すべてを電力会社に売る仕組みです。
一方の余剰買取は、発電した電気をまずは自家消費し、余った電気を電力会社に売る仕組みです。
買電単価よりも売電単価のほうが高いため、自家消費すればするほど太陽光発電による経済的な効果は下がっていきます。

産業用太陽光発電

出力10kw以上となると、いわゆる「産業用」となります。
ごくごく一般的な家庭に設置される場合でも、10kw以上は「産業用」として扱われます。
「産業用」は、固定買取期間20年、全量買取または余剰買取、買取単価が外税で32円となっているため、実際は34.56円となります。

比較

ここでは家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電の比較をしてみます。

まず違いは固定買取期間。
買取単価が年々下がっていってますので、10年と20年では大きな違いがあります。
「家庭用」を設置して10年の固定買取期間が終了し、そのときの買取単価が24円程度だとすると、そのとき同時に設置した「産業用」の余剰買取ではまだ10年間37円で売ることができるわけですので、売電収入は単純に1.5倍程度は違うのかなーと思います。

続いて産業用のデメリットとなりうる出力制限。
各電力会社が昨年から太陽光発電の受け入れを保留していたのはニュースに流れていてご存知の方も多いかもしれません。
その後、1月26日から受付を再開されましたが、受け付ける条件として「北電の出力制限要請に応じる」こととされています。
家庭用でも4月1日からは条件は同じなのですが、出力制限する順番としては「産業用」が先にくるため、家庭用のほうが無難ともいえますね。

で、どっちがいいの?

出力制限の話が出るまでは、「設置できるなら限界まで設置したほうがいい」という考えでした。
なぜなら、太陽光発電システムの設置にかかる1kw当たりの単価は、kw数が大きいほうが下がる傾向にあるからです。
結果、10kwを超え「産業用」となったなら、全量買取を利用できるため収支計算は圧倒的に有利・・・のはずでした。

しかし、今は「出力制限」というリスクがあるため、ギリギリ例えば9.5kwで止めて余剰買取という選択肢も、先行きの見方によってはあるかもしれません。
このまま太陽光発電による発電量が増え続け、送電網などが強化されない場合、出力制限によって収支が逆転することもありうるからです。

まぁ、結果的には私は10kw以上つけてしまいましたし、このまま「産業用」としていこうと思います。
ちょうどタイミング的に一番難しい時期につけてしまいましたので(;@ω@)

ですが、これから太陽光発電を検討される方は、十分に検討することをオススメします。

それでは(´・ω・)ノ★*゚*゚+.゚вуe вуe゚+.゚☆*゚*

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村


節約・貯蓄 ブログランキングへ

コメントを残す




Menu

HOME

 TOP